民話の地に住む

実は我が家のある千丈寺山は別名天狗の森と呼ばれ
それには民話が関係してると言う
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千丈寺山の吾作どん

昔、六甲のお山には大天狗が済んでおったそうな
大天狗はその休憩場所のひとつとして
乙原村の千丈寺山もそのひとつじゃった。

乙原村には吾作という
それはそれは親孝行な若者がおったそうな

ある日のこと吾作どんが屋根葺きの手伝いを
しておった。
しかし、いつの間にか姿が見えなくなり
村の衆がいくら探しても吾作どんは行方がわからなくなったそうな

とうさんやかあさんは
「これだけ探しても見つからん言うことは
吾作はもう死んじまったのかも知れん。
かわいそうじゃが山寺の和尚さんに戒名をもろうて
供養してもらうしかねーーなぁ」

それから、何十年の経ったある日のことじゃ
髪は真っ白で髭も真っ白で、顔中毛だらけのじいさまが
吾作どんの家の仏壇の前に突然現れたそうな。

じいさまは、仏さんににお参りしるところを
吾作ドンの血筋の者に発見されたのじゃが
なぜか?あわてて
白髪のじいさまは千丈寺山へと姿を消したそうな。

村人達は
「吾作どんは、あの大天狗の弟子になったんじゃ
千丈寺山で修行をしていたんじゃ
きっと年老いて家が恋しゅーなって帰ってきたんじゃなかろうかの
じいさまには、吾作の若い頃の面影が何処かにあったように思うの」
など口々に噂をし
この白髪のじいさまは
「吾作どんが大天狗の力で仙人になったんじゃ」と言われるようになったそうな。

そして今でも天狗の森と呼ばれ
今も白髪のじいさまの生まれ変わりの仙人が
なにやらからくり絵巻や魚などを売りながら生きているそうな。

※一部脚色しております。
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by bbyamacyan | 2018-01-16 20:00 | Digital SLR Cam